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YURAKUCHO ART SIGHT PROJECT Vol.4 #3

Project

2024

YURAKUCHO ART SIGHT PROJECT Vol.4 #3
藤倉麻子|THE PROJECTIONS

都市のリサーチをベースに仮囲いへと作品をインストールするプロジェクト『YURAKUCHO ART SIGHT PROJECT』は、2020年、有楽町・国際ビルの仮囲いから始まりました。第4弾では丸ノ内パークビルを舞台に、2023年9月より児嶋啓多、谷口暁彦が新作を発表し、5月末より藤倉麻子による、大手町・丸ノ内・有楽町に代表される現代の都市環境からインスパイアされた新作が公開されました。

アーティスト・ステイトメント「本作は、現代都市の形成・維持に欠かすことのできない「別の土地」からの採取・採掘と、それを「この土地」に運搬・配分するグローバル・サプライ・チェーン(ロジスティクス)の問題を扱ったものです。地表や地中、生物圏からの原材料の採取・採掘は、エネルギーや鉱物資源のみならず、それによる小型化された電子機器の開発・運用に欠かせないものであり、私たちの物理的・非物理的生活環境の両方を下支えています。
この作品は3つの壁画によって構成されています。2つの壁画は、ある架空の採掘場があり、そこで採取・採掘された物質が運搬され工業製品化を経て都市空間を形成しつつある様子を、3DCGによるフィクショナルな風景として描いた俯瞰的なイメージです。この風景のなかには、採掘場と同じテクスチャの10個のピラミッドが点在していますが、これらは採取された資源を用いた架空のオブジェクトの「視点=射影」(Projection)が凝縮・実体化したものです。3つ目の壁画は、物質であると同時に情報でもあるようなこれらの視点=射影が観測した断片的な10個のイメージによって構成されています。」

ARTIST

藤倉麻子

PROJECT TEAM

ディレクター|小山泰介

Period

2024.05.28 – on view

Venue

丸ノ内パークビルディング仮囲い

Organized by

三菱地所株式会社

Directed by

TOKYO PHOTOGRAPHIC RESEARCH

images

© HANA YAMAMOTO
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