UMEZAWA HIDEKI
Unseen Glimmer
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UMEZAWA HIDEKI
Unseen Glimmer
この作品は、猿島の海中での録音など、島内でのフィールド・レコーディングを基にしたサウンドと、夜の島内で撮影された写真や、博物館に収蔵されている植物標本などを組み合わせたイメージでコンポジションされている。
カメラやマイクといったデバイスを通じて何かを見たり/聴いたりするとき、通常の知覚の閾値では捉えることが出来ない、環境下の諸存在が浮かび上がってくるような感覚 = アンビエンスを感じることがある。この真暗闇の島内でも、自身の身体や感覚を通じて、そうした状態に近づくことが出来ればと、いつも考えている。
協力:横須賀市自然・人文博物館
profile
梅沢英樹
1986年群馬県生まれ、東京藝術大学大学院美術研究科修了。環境の中で知覚する前言語的な感覚や、自然現象の複雑性への関心をもとにサウンド、写真などを用いた制作を行なう。
近年の主な展示に「タイランド・ビエンナーレ コラート」(2021)、「すべてのものとダンスを踊って―共感のエコロジー」(金沢21世紀美術館、2024)、「モノのエコロジー」(パリ日本文化会館、2025)など。