TSUKIYAMA SHOTA
TOKYO TORCH
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TSUKIYAMA SHOTA
TOKYO TORCH
この世界のいたるところに存在する、光と影。Torch Towerの建設現場に足を踏み入れたとき、そこには、影に覆われた空間に光が差し込んでいる不思議な光景が広がっていて。見たことのない規模感の重機や建機を目の前に、気分は高揚していた。そんな非日常的な空間に存在する光と影に着目し、撮影に臨んだ。日本で一番高いビルが建つこの土地も、いまは周囲のビルに覆われるように、囲まれている。この現場に差し込む光と影も、数年後にはもう見ることができない。いま目の前にある光と影は、いましか存在しないものだった。
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築山礁太
写真家。1997年東京生まれ。2019年日本写真芸術専門学校卒業。見ることへの関心から、道具(カメラ)によって新たに獲得できた視覚や自身の置かれる役割、知識、身体性などによって獲得する視覚について、平面や立体を扱いながら写真作品として展開している。展覧会として、「ENCOUNTERS」(ANB TOKYO, 東京, 2020) 、「constellation #02」(rin art association, 高崎, 2021)、「P.O.N.D」 (PARCO MUSEUM TOKYO, 東京, 2021) 、「EENT」(POST-FAKE projects, 東京, 2023)、「ATAMI ART GRANT 2023」(ATAMIX, 熱海, 2023)がある。