MURATA KEI
So Here We Are
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MURATA KEI
So Here We Are
「So Here We Are」は街なかのガラス壁に貼り付けられたプリントと、そこに影を落とす人々を撮影した作品です。ガラス壁は建築的には光を透過することでその内外を接続していく役割がありますが、この作品においてその透明な膜は、現実にプリントが設置されている空間とプリント内に現れているような(ここでは机上や近郊の情景など)別の空間とを接続する試みの場となっており、道行く人々が落とす影はそれぞれの空間のスケールを身体という尺度を使いながら結びつけるメディウムとしての役割を担っているのです。村田はYAU STUDIOに通いながら、この街の様々な場所で本作を撮影しました。
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村田 啓
アーティスト/写真家。1990年生まれ。現在東京を拠点に活動。2016年、東京藝術大学大学院美術研究科絵画油画専攻修了。視覚やスケールの変容への興味を基として写真や映像を用いた作品制作を行っている。近年の展示に、NEW ANXIETIES(N/A & FF Seoul、ソウル、2025)、往復書簡/Correspondence(a83、ニューヨーク、2023)、EENT(POST-FAKE projects、東京、2023)、between / of(The 5th Floor、東京、2022)、VOCA展2022(上野の森美術館、東京、2022)、など。