MURATA KEI
Call me what you like
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MURATA KEI
Call me what you like
左右の目で見えている風景が違うことにいつも心踊らされる。
視力も違えば、アングルも違う2つの視点が一つの視界として統合されていることに慣れている。
しかし交互に瞬きを繰り返せば、簡単にそのズレに楽しみを見出すことができる。右目の私、左目の私。
例えば馬のように左右の目に映る視界が大きく異なる身体では、それらがどのように噛み合わされているのか夢想する。
そのように視界の結びつきについて考える中で、どのように異なるスケール・風景・視野を結びつけ、その間を跳躍することができるのか、制作を通して試みている。
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村田啓
1990年生まれ。現在東京を拠点に活動。2016年、東京藝術大学大学院美術研究科絵画油画専攻修了。視覚やスケールの変容への興味を基として写真、映像、オブジェクトを用いた作品制作を行っている。近年の展示に「往復書簡/Correspondence」(a83、NewYork、2023)、「EENT」(POST-FAKE projects、東京、2023)、「between / of」(The 5th Floor東京、2022)、「VOCA展2022」(上野の森美術館、東京、2022)、「窓辺にて」(外、京都、2021)、「5 holes are sunlit」(Token art center、東京、2021)など。