GU KENRYOU
MATSUYA GINZA
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GU KENRYOU
MATSUYA GINZA
ビルの屋上から銀座を眺めてみました。夥しい排気口のファンと、建設工事の音に埋め尽くされた街。その現実の光景を覗かせないように、窓すらも消された箱が、視界の果てまでずらりと並んでいます。外観はまるで倉庫で、内部は消費のためのユートピアです。かつて世界中から人々を呼び寄せてきたこのひっくり返された風景は、今の時代をどの様に映し、変化していくのでしょうか。
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顧剣亨
1994 年京都生まれ、上海育ち。京都造形芸術大学現代美術・写真コース卒業。大学在学中にフランス・アルルの国立高等写真学校へ留学。現在、東京を拠点に活動中。都市空間における自身の身体感覚を基軸として、異なる時間・場所を接続し再構成する独自の制作手法によって、見えない情報的地層の断面を立ち上げている。主な個展に、
『Utopia』(GALLERY WATER、東京、2018)、『Wu-Mai』(ワコールスタディホール京都ギャラリー、京都、2018)、主な賞歴に『sanwacompany Art Award / Artin The House 2019』グランプリ(2019)、『KG +Award 2018』グランプリ(2018)がある。